農業の役わり農業には、まず毎日の食料をつくって、人の命を育むという大切な役割があります。また、水田は雪や雨をたくわえる「自然のダム」として、洪水や地すべりなどの災害から守ってくれ、おまけにきれいな水や空気をつくる働きもしています。さらに、農業と深いかかわりを持つ行事・風習などが、各地に伝わる文化をおしえてくれています。そして、農村の美しい風景は、わたしたちが自然と親しめる場所にもなっています。
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気候新潟県は日本海側にあり、春から夏には比較的よい天気が続き、雨も適度に降ります。冬になると、山間部を中心に多くの雪が降ります。この雪による大量の水が利用できること、夏は稲の成長に適した高温の日が多いこと、冷害や台風などが少ないことなどから、昔から稲作を中心とした農業が行われてきました。 |
日本海側にあって、山と川に恵まれている新潟県は、米の産地で有名です。日本一長い信濃川をはじめ、たくさんの川が肥えた土と豊かな水を運んでくるため、下流には豊かな平野が広がっています。この自然が米づくりの条件に合っていたため、米づくりがさかんにおこなわれるようになったのです。この平野を中心とした農地面積は、日本で第2位(平成13年)の広さになります。